B型慢性肝炎と肝臓の不思議な能力

監修/北村 聖
東京大学医学教育国際協力研究センター 教授

日本では母子感染が多い。

慢性肝炎は肝臓の炎症が6ヵ月以上続く病気で、多くの場合はウイルスが原因となります。現在、肝炎ウイルスはA型、B型、C型、D型、E型の5種類がわかっています。
B型慢性肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)の感染が原因で起こります。主な感染は血液感染などが知られていますが、日本では母子感染といって、B型肝炎ウイルスを持っているキャリアの母親から子供に感染することが多いと考えられています。
母子感染の有無は、母親の血液検査で調べます。もし、B型肝炎ウイルスが陽性であればB型肝炎ワクチン

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